子どもが生まれたばかりの人や現在妊娠中の方、子どもがいる生活を具体的にイメージされ始めた方はこんな不安があるのではないでしょうか?
我が家も子供が産まれたばかりのとき、こんな悩みがありました。
退院してから2週間、夫の仕事に支障をきたすまいと思い、夜間授乳は私一人で対応していました。
しかし、結果的に深刻な寝不足により精神的に参ってしまい、仕事から帰宅した夫の前でいきなり大号泣。。。
夜間対応に諸々限界を感じ、夫と相談し、夫が働きながらも無理なく参加できるよう考慮した”夜間シフト制育児”を取り入れることにしました!
そもそもシフト制育児とは??
シフト制育児とは、1日24時間の中で、夫婦が交互に子守りを担当する育児スタイルのことです。
シフト制育児については出産前から知識としてありましたが、出産直後は夫が育休をとれず、日中夫に子供の面倒を見てもらうのは無理。
仕事がある夫には、寝てもらわないと申し訳ないと思ってしまい、シフト制育児は諦めていました…。
しかし、毎日ズタボロの私を見た夫が、自分もできることをしたいと言ってくれ、(夫よ、ありがとう)働きながらも無理のないシフト制育児を夫婦で模索。
その結果、我が家では、夜間シフト制育児を取り入れることにしました!
シフト制育児をする前の我が家の時間割
シフト制育児前の時間割はこんな感じになっていました。夜間の睡眠時間は細切れで一時間程度…。
日中は母が手伝いに来てくれていましたが、夜は私一人。授乳も最初はうまくいかず、過酷な授乳練習、搾乳、ミルク、おむつ替え、哺乳瓶の消毒…夜間はほとんど寝れず、さすがにしんどかったです…。
我が家の夜間シフト制育児の時間割・ポイント
実際に我が家でどのようにシフトを組んでいたかご紹介します!こちらが私たちが実際に取り入れたシフトです。
平日は朝から母が手伝いに来てくれていたので、日中帯は母と二人で育児をし、1時間ほど昼寝をさせてもらっていました。夜は夫とシフトを組み、
・23時~3時は夫の担当
・3時~は私の担当
として、毎日5時間ほど、まとまった睡眠時間をとれるようにしました。
我が家のシフト制育児のポイント
1.私(妻)が最低でも3時間はまとまった睡眠時間を確保できること。
睡眠サイクルは基本的に90分間隔。寝始めの3時間を大切にすることが快眠のカギという記事を読み、参考にしました。
実際、3〜4時間という睡眠時間は、寝た実感もありつつ起きるのも苦痛ではない時間で私には合っていたと思います。
2.夫は6時間睡眠時間を確保できること。
こちらは完全に夫の体質から決めた時間。6時間寝ないと日中に眠気を感じてしまうらしく、無理のない範囲で対応してもらいました。
3.明け方は妻が担当。夫は睡眠後に仕事に向かえるようにする。
こちらは、夫が朝型か夜型かを考慮して決めるのがおすすめです。
我が家の場合は、夜遅くまで働き、朝ギリギリまで寝るほうが身体に負担がないとのことで、深夜まで夫が担当することに。
早朝に起床する方があっている人は、妻と夫のシフトを逆転しても良いと思います。
我が家の夜間シフト制育児の前提として、夫の勤務形態がフレックスタイム制や家でも仕事ができることが大きいです。
こちらを最大限活用し、夫の起床時間は9時としていました。
じゃあ、フレックスタイム制度でなければ、夜間シフト制育児は無理では?思いますよね。これは工夫次第で可能だと思います!
フレックスタイム制を利用できない方は、我が家より夫の帰宅時間を早めるなどの工夫でスケジュールの前倒しが可能だと思います。(夫は毎日22時に帰宅していましたから…)
睡眠は個人差があるので、それぞれが無理しすぎない睡眠時間の確保を心掛けることが重要!
妻と夫でよく話し合い、実践する中で自分たちの睡眠に合う夜間シフトを模索する期間はどうしても必要になると思います。
シフト制育児をやってよかったこと
睡眠時間を確保できた!
一人で育児をしていたときに比べ、まとまった睡眠時間をとることでかなり体調がよくなりました!
シフト制をやる前のように細切れで寝ていると体が重く、疲労が蓄積していきましたが、シフト制にすることでこのような悩みが軽減しました。
精神的余裕が生まれた!
体調が良くなることで、精神的にも落ち込んだり、細かいことでイライラすることが減ってきました。
もちろん産後のメンタルは不安定なので、常にというわけではありませんでしたが、母や夫へのイライラも減って、楽しんで育児ができるようになってきました!
産後すぐはちょっとしたことでも気が立ってしまったので、体を休める環境を作れてよかったです…。
夫の育児スキル・責任感の向上
こちらは狙っていたわけではないですが、夫も自分1人で育児をしないといけない時間が生まれたことで責任感が生まれ、積極的に育児にかかわってくれるようになりました。
ミルクを作るところから、ミルクをあげてゲップをさせておむつ替え、哺乳瓶の消毒と一連の作業は問題なくこなせるように。
ひとりで対応することで、いわゆる指示待ちではなく、子供の様子から何をすべきか自分で考えて育児をしてくれるようになったことが、今後夫と育児をしていく上でも一番大きな成果になったと思っています。
シフト制育児の難しさ
授乳感覚が空いてしまう…
全員がというわけではないと思いますが、授乳感覚が空くと胸が張って痛むことが多かったです。。
最初は、授乳の時間だけは起きようと思っていましたが、それでは結局身体が休まらない。
割り切って、夫シフトの時間帯はミルクのみとし私はがっつり寝ることに。
胸に痛みを感じるようになってから、寝る前には必ず搾乳して乳腺炎などにならないよう対策をしました。
部屋の間取り
我が家はたまたま大丈夫でしたが、赤ちゃんが寝ている場所と大人が寝る場所との間で音漏れしないことが重要かなと思いました。
出産直後は何だか眠りが浅く、小さい音でも起きてしまうことがあったので、赤ちゃんの泣き声が聞こえるような環境で寝てしまうと、せっかくシフト制にしても、十分に休めないことがあるかも…と思いました。
夫の育児スキルを上げておく必要がある
夫が1人で赤ちゃんの面倒を見れるように”おむつ替え”や”ミルクの作り方”、”哺乳瓶の洗い方”など基本的なやり方はマスターしてもらう必要がありました。
妊娠中に両親学級へ参加したり、参考になりそうな動画を夫へ共有していたので、基本的な知識は身につけていてくれました。
入院中にお見舞いに来た際におむつ替えをしてもらったり、土日には一緒にお世話をしたりと、実践を経て夫も自信をつけてくれたようです。
心配な気持ちもありますが、あとは夫を信じて任せるのが大事。
やり方を覚えてから、少しずつ実践していったので、全く出来ずに妻に怒られて心が折れることもありませんでした。
いつまでシフト制育児が必要?
赤ちゃんの夜間授乳回数
いくらシフト制にしたからと言って、出産前と同じ生活リズムではないので、私も夫も少しずつ疲れが溜まっていました。。
一方で、赤ちゃんの授乳回数も徐々に減っていったり、まとまって寝てくれる日も増えてきたので、私たちは何とか乗り切れました。
生後2か月過ぎてから、赤ちゃんも5~6時間まとまって寝てくれるようになったので、夜間の授乳回数も1~2回くらいまで減りました!
こんな感じで減っていったので、シフト制にしなくても次第に睡眠時間を確保できるようになりました!
生活リズムを一定にするためにやったこと
赤ちゃんがまとまって寝てくれるようになったことが私たちの睡眠時間確保にとってかなり大きかったです。
本当に寝てくれる子でありがとう。。。
色んな育児本に”生活リズムを整えることが大事”と書いてあったので、半信半疑ではありましたが、我が家ではカーテンを開けて、朝日が部屋に入るように寝ていました!
そうすると不思議と日の入りとともに寝て、日の出とともに起きるリズムになりました。
もちろん赤ちゃんによってリズムは違いますし、全員にこの方法があっているとは限りませんが、我が子の場合は、これでリズムが整っていったのでは…?と思っています。
まとめ
自分が育休中だから、全て自分がやらなければと追い込んでいましたが、冷静に考えれば私たち二人の子供。
どちらかだけが無理をする必要はなく、二人とも頑張るというのが正しい在り方だと思います。
夜間シフト制育児を取り入れ、夫を信じて任せることで、私の身体が休まるだけではなく、夫婦二人で主体性を持って育児に取り組む土台作りにも繋がりました。
それぞれのご家庭に合う夜間シフト制育児をぜひ検討してみてくださいね。